ラ・フランス ≦ 静養無い

水、ブリキの町で彼女は海を見つけられたか　
無事終演しました。
ひょっとこ乱舞史上、一番沢山のお客さまが来て下さった作品になりました。
本当に本当に、有難うございました。
スタッフ、関係者の皆様も。
感謝でございます。


今回は、色々な面で他とは違いました。
劇団員も少なくなって、二本立てで。
前も書いたけど、水は私の中ではとても好きな作品で。
中でもシトラという役は、客として観た時
絶対私は出来ない役だなあーって感想を持った役でした。
だから、凄い怖かったし、
でも多分楽しみだったんですね。

そして、西川康太郎という役者さん。
彼はひょっとこに何回か出演していまして。
昔やった愛にキてという作品で、
まあ案の定私は瞳孔開いていたわけですよ。
散らかすだけ散らかして、回収する力は全く持てなかった役だったのですが
康太郎と少しだけ先生と生徒の役で絡むシーンがあり
ほんの一瞬のシーンだったのですが、
なんでこの人こんなに安心するの？？！と思ったんですね。
この人なら、何やっても大丈夫だーって感じがしたんです。
あの作品では舞台上で唯一、絶対安全圏だった。
ちなみに、その作品の楽屋でのオアシスはたかっぺでした。
そんなこんなで、康太郎には私史上絶対の信頼を置いていました。
だから、ヒソップは康太郎じゃなきゃやだ。
こっそりそう思っていたんです。
実際稽古に入ると、やっぱりそう簡単に事は運ばなかったけど。
でも、一緒にやれてよかったです。
いつもとは違う西川康太郎になってたらいいなあ。私が言うなよ。
たくさん、ありがとうね。

今回のオアシスは演出助手の愛ちゃんでした。
たかっぺとおんなじ空気だった！
給食のおばちゃん！！
ひよったら愛ちゃんに抱きつきにいってました。
すんません、甘えてばかりで。
ありがとう。

共演者の皆にも、本当に感謝。
皆、もし入院とかしたらお見舞いに行くよ！
りんごとか、買うから！
健康第一だよ。


でも、終わった今は凄く喪失感。
それは寂しいとかじゃなくて。
私は欲しい物が手に入らなかった。
結局、私はなんて力のない役者なんだろう。

認めざるをえんわ。
悔しい。

明日は、次の作品の顔合わせ。
いい糧にしよう。